米ペンシルベニア州で、今年3月に交際相手の男性に暴力を振るった挙句、自身の体重でもって男性を窒息死させたとして逮捕・起訴されていた女が、12月3日に裁判所に出廷。第3級殺人罪を認めた女には、18年~36年の懲役刑が科せられることになるという。『GoErie.com』『Mirror』などが伝えた。
3月18日、ペンシルベニア州エリー郡に住むウィンディ・トーマス(44歳)は、交際相手の男性キーノ・バトラーさん(44歳)を自宅で殺害した。
この日、ウィンディは酒に酔ってコカインを購入しようとしたところ、キーノさんと口論になった。体重136kgのウィンディは、54kgほどしかないキーノさんに向かってリビングのテーブルを振り上げ、テーブルの脚でキーノさんの頭部を激しく殴るなど暴力行為に出た。その後キーノさんの体に馬乗りになったウィンディは、全体重をかけてキーノさんを圧迫。ウィンディの重みで呼吸ができなくなったキーノさんは、床の上で窒息死した。
「恋人を殺してしまった!」というウィンディからの911通報により駆けつけた警察官は、血が付いたテーブルの脚を発見。その後、ウィンディは逮捕され保釈金なしで拘留された。裁判では弁護人が「被告は酒に酔い、意識を失って被害者の上に倒れ込んでしまった。被告に殺害の意図はなく、被害者が窒息死となったのは事故である」と擁護したが、