出演者全員がアジア系俳優というハリウッドでは異色の映画『クレイジー・リッチ!』で、ヒロインの恋人ニックを演じたヘンリー・ゴールディング(31)である。英国人の父とマレーシア人の母の間に生まれたヘンリーは、高校中退後の16歳でロンドンのヘアサロンにて“カリスマ美容師”を目指していた。その後マレーシアでTV司会者としてキャリアを積んでいる時、同国の映画プロダクションに勤める会計士が「『クレイジー・リッチ!』のニック役にピッタリな人がいる!」と監督に推薦したことがきっかけで、この役を掴んだ。
「アジア系ハリウッド映画はヒットしにくい」という定説を見事に覆し今夏、空前の大ブームを巻き起こした『クレイジー・リッチ!』。俳優としての経験はほぼ皆無ながら、その端正な顔立ちと抜群のスタイル、そして気品溢れる演技でシンガポールの大富豪役を見事に演じきったヘンリー・ゴールディング。今年はブレイク・ライブリー主演のサスペンス映画『A Simple Favor』でも夫役を演じ、また2019年には『Monsoon(原題)』など複数の映画上映を控えている。「まずはアメリカン・アクセントの英語を練習しないと」と冗談交じりに笑うヘンリー、今後はますます国際的な舞台での活躍が期待できそうだ。
今年は他にも俳優のジョナ・ヒル(34)が「ディレクター・オブ・ザ・イヤー」、またテニス選手のセリーナ・ウィリアムズ(37)が「チャンピオン・オブ・ザ・イヤー」として、受賞者リストに名を連ねている。
画像は『Michael B. Jordan 2018年11月12日付Instagram「MOTY 2018」』『Henry Golding 2018年11月12日付Instagram「Something we have been so excited to share with you all, what an honour…」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)