10月20日に行われる予定になっているキャンペーン・ウォークへの参加や、寄付金を求める呼びかけもしていた。
しかし、寄付をした者数人がグレイディ郡保安官事務所に苦情を寄せたことで、パーカーの詐欺行為が発覚し逮捕となった。同保安官事務所のジム・ウェアー保安官は「パーカーは、見知らぬ人々に娘が病気だと嘘をついただけでなく、娘自身にも『がんで近々死ぬ』とまで言っていたのです。これは究極の児童虐待といっても過言ではないでしょう」と話している。
実はパーカー、2016年に地元レスリングチームの後援会で会計係として働いていた頃、後援会の現金2,000ドル(約22万円)を横領して逮捕され、有罪判決を受けている。この時、誰もがパーカーを嫌い背を向けていたが、後に娘が癌と聞かされると周りはすっかり騙されて同情を寄せていたようだ。
現在、詐欺行為と児童虐待の罪に問われているパーカーには、保釈金1万ドル(約112万円)が設定され、チカシャにあるグレイディ郡法施行センターに拘留されている。保安官事務所では、寄付をしてしまった人々に名乗り出るよう呼び掛けているという。また、娘には「癌ではない」という事実が伝えられており、今は父親のもとに預けられているとのことだ。
画像は『The Kansas City Star 2018年10月11日付「Mom shaved 7-year-old daughter’s head and said she had cancer, police say. She didn’t」(Grady County Law Enforcement Center)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)