ロクでもない理由による強制降機で乗客たちを激怒させるうえに仕事は適当…。そんな悪い印象を抱かざるを得ないようなアクシデントが一時期多発していたユナイテッド航空。これまで報じられていた事例以外にも乗客を激怒させる強制降機があったもようだ。ナイジェリアのメディア『The Nigerian Voice』などが伝えている。
「ユナイテッド航空は実に失礼なエアライン。大変なる侮辱行為を受けました。私たちはアフリカから来たナイジェリア人、黒人です。そういうことが強制降機の理由であったとしたら、とんでもない差別行為です。」
このほど同エアラインに対して民事訴訟を起こしたのは、ナイジェリア国籍のクイーン・オビオマさんという女性。2016年3月4日、子供たちとともに3つのフライトを乗り継いでナイジェリアのラゴスからカナダのオンタリオに向かう旅に出たが、米テキサス州ヒューストンの「ジョージ・ブッシュ・インターコンチネンタル空港」でサンフランシスコ経由オンタリオ行きのユナイテッド航空に搭乗したところ、クルーの判断によりほどなく降機を命じられてしまった。
本人の弁や裁判所に提出された文書をもとに『ヒューストン・クロニクル』紙が報じたところによれば、搭乗してすぐ彼女はトラブルに見舞われていた。搭乗券にある座席番号には白人の男が座っており、