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writer : tinsight-suzukoellis

【海外発!Breaking News】娘に「ブルー」と名付けた両親、「性別がわかりにくい」と裁判に(伊)

イタリアの統計機関「国立統計研究所(Istat)」の調査でも2016年には「Blu」と名付けられた女児が6人いるという。また2015年には同じ名前の女児が5人いたようだ。さらにミラノに限ると、イタリア語で「緑」を表す「Verde(ヴェルデ)」と名付けられた女児も2人いるそうだ。

「男女の性別が明確になる名前をつけるように」という大統領令が2000年に発令され、イタリアではほとんどの人が子供に保守的な名前を付けているようだが、2012年にはフローレンスに住む夫婦が女児に「Andrea(アンドレア)」と命名したことで裁判沙汰になった。英語圏で「Andrea」は女児に付ける名前として人気だが、イタリアでは男児に名付けられるのが一般的である。結果としてこの夫婦は裁判で勝訴し、裁判所が用意していた別の名前「Giulia(ジュリア)」に変更する必要はなくなった。

今回の「Blu」ちゃんは果たしてどうなるのか。なお今年3月には、フランスでも「Liam(リアム)」と娘に名付けた両親が裁判所から「性別がわかるような名前に変更するように」と命じられていた。

画像は『Mirror 2018年5月24日付「Parents told to change their baby’s name because ‘it is not gender appropriate’ – or have one chosen by the court」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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