「お前は俺のペット。いつまでも可愛がってやるからな」という恐ろしい言葉であった。すっかり態度が豹変したバークはその後いく度も少女を殴り、性的に暴行。少女が逃げようとすると、バークは殴りながら「お前は永遠に俺のものだ」といって引き戻す。少女の裸の写真もたびたび撮影していた。
アリゾナ州のメディア『The Arizona Republic』が伝えたところによれば、少女が脱出に成功したきっかけはバークの友人が所有する携帯電話を手に入れたことであった。友人に連絡して警察に通報してもらい、外出先のアリゾナ州スコッツデールにあるショッピングモールで警察がバークを逮捕し、少女を保護。この誘拐拉致事件はやっと解決を見た。しかし警察がバークの自宅を訪れた際、少女は自らの意思で身を隠してしまい保護にはつながらなかった。警察官の姿をしていても見知らぬ男は決して信用できない。被害者の憔悴がひどい誘拐拉致事件では時にこうした現象が起きている。
バークは未成年少女の誘拐と身体的暴行および強姦の容疑で逮捕・起訴されたが、隙あらば接近を試みようとブログやSNSで好みの少年少女を探すバークのような悪い大人は残念ながらあとを絶たない。「ネットの他人は信用しない」くらいの警戒心を保っておく必要がありそうだ。
画像は『Metro 2018年4月3日付「Pedophile abducted depressed mental health blogger, 17, and kept her as his ‘pet’(Picture: Maricopa County Sheriff’s Office)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)