
米人気テレビドラマシリーズ『セックス・アンド・ザ・シティ(以下、SATC)』の“弁護士ミランダ”の役で知られる女優のシンシア・ニクソンが、今年11月のニューヨーク州知事選に出馬することを先にこちらでもお伝えしていた。しかしさっそく政治の世界のプロたちから批判を浴びているもよう。現職議員の中には、彼女の名を世間に広めたSATCのタイトルを引用して意地悪なコメントをする者もいる。
バイセクシュアルを公表し、女性と結婚して2人の子供を育てている女優のシンシア・ニクソン(51)。生まれ育ったニューヨークをより素晴らしい暮らしやすい場所にするため、政治家を目指して州知事選に出馬することをこのほど表明し、2分ちょっとのキャンペーン動画も公開された。彼女の支援者は何といってもSATCのファン、セレブリティ、そしてLGBTI(レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー・インターセックス)の人々であろうか。
ところがそんなシンシアにダメ出しをしたのは、ニューヨーク州選出の下院議員グレゴリー・ミークス氏。ニューヨークで政治をしてみたいという野心は結構だが、いきなり州知事の座を狙うというのはいかがなものかとして、同氏は「『セックス・イン・ザ・シティ』で有名になった女優なのだから、むしろコツコツと市役所のデスクで働いてから市長を目指す方が賢明ですよ」などと話す。
そんななか、ニューヨーク州オールバニーにあるシエナカレッジが、