2014年にもレイプ、誘拐、他の女性への家庭内暴力により逮捕されていた。
ジェレマイア君の祖父リック・タピアさんは、ジェレマイア君の実父に関するコメントは拒否したが、「ジェレマイアは音楽や機械いじりが大好きだった」と語っている。30日の夜には、ジェレマイア君の自宅フェンスに沿って追悼者らがテントを張り、キャンドルを手にして追悼した。また寒空にはマイラーバルーンが飛ばされ、自宅の周囲には造花やぬいぐるみなども並べられた。
この事件を知った近隣住民のマーティネッツさんは、「少年の母親や継父が一般の通勤時間にどこかへ仕事へ行くという姿は見たことがなかった。少年は犬が好きなおとなしい子だった。ピットブルが仔犬を産んだ時も、よく仔犬と遊んでいたよ。きっと犬が一番の親友だったんだろうね」と話し、同じく近所に住むニコル・ペレッツさんは「毎日通っていた道路脇に埋められていたなんて…何も知らずに通っていたのよ。本当に心が痛むわ。小さな町でこんなことが起こると悲しい」と虐待を受け続けた少年を救えなかった悲しみを涙ながらに述べた。
事件の捜査にあたったサンタフェ警察のロバート・ガルシア捜査官は、「この少年がこれまでにどれほどの辛い思いをしてきたのかと思うと、夜も眠れなくなります。私のキャリアを振り返っても、最も残酷な事件のひとつと言っていいでしょう」と声を詰まらせながら話している。
生きていれば14歳になっていたジェレマイア君。虐待という闇の中で孤独と闘ってきた彼の人生は、ガルシア捜査官が言うように「邪悪なモンスター」の手にかかり悲しくも閉ざされてしまった。なお、ジェレマイア君の妹に関しては虐待を受けていたか否かという点は警察では触れていない。
画像は『Metro 2018年2月1日付「‘Evil’ stepdad ‘starved boy, 13, and made him live in dog kennel before killing him’」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)