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マダガスカル保健省は今月中旬、国内北部でウミガメの肉による食中毒が発生し8人が死亡したと公表した。この地域では毎年気温が上がるこの時期に、有毒藻類をエサとするウミガメや魚を食べて死亡するケースがあとを絶たないようだ。
保健省のボロハニー氏は16日、ウミガメを食べた27人が食中毒を発症、うち8人は1月8日から9日の間に死亡したと述べた。亡くなったのはいずれも同じ家族の出身で、生後数か月から4歳の子供だった。生後数か月の2人に至っては、ウミガメを食べた母親の母乳を飲んだ後に息を引き取ったという。
専門家は「11月から3月にかけては、海底の有毒藻類をエサとするウミガメや24種の魚には毒が蓄積されており危険だ。これらを食べると死に至ることもあり注意が必要である」と警告している。