異国にいるという気持ちが、男を異常なほど開放的にさせてしまったのだろうか。このほどタイの空港で、全裸になって叫び店の商品を破壊するなどして大暴れ、果ては自分の糞便までを空港スタッフらに投げつけたアメリカ在住の旅行者が逮捕された。男は病院で精神鑑定を受けさせられたという。『Mirror』『news.com.au』『Phuket News』などが伝えた。
1月4日、米ニューヨーク在住のスティーヴ・チョー(27歳)は、プーケット国際空港の出発ロビーを全裸で歩き回り、支離滅裂な言葉を叫びながら店の商品を破壊し、空港スタッフや搭乗客らに向かって自分の糞便を投げつけるという異常行為を働いた。
その後、駆け付けた警備員や空港スタッフによって床に組み敷かれたチョーは午後11時30分頃、空港の観光警察に引き渡された。後に同空港が出した声明文によると、警察は他の搭乗客らへの危害を避けるためにチョーをターミナルの北側へ連れて行き、1階のツーリストセンターで落ち着かせたという。なお空港側は、空港警備員や地元警官らは国際標準に沿ってセキュリティ対策の厳しい訓練を受けており、チョーを捉えた時には決して手荒な行為をしていないと主張している。
冷静さを取り戻したチョーは、警察に「バイアグラを過剰摂取して分別を失った」と述べ、破壊行為を謝罪し損傷した商品への返済に同意した。チョーは韓国の仁川(インチョン)へ向かう予定だったようだが、当然その旅はキャンセルさせられ、更なる事情聴取のためサク警察署へ連行された。その後、チョーは地元の病院で精神鑑定を受けたようだ。
チョーのこうした異常行為を目にした搭乗客のひとりワンニー・ミングさん(28歳)は、