雑誌『PLAYBOY』の発刊者ヒュー・ヘフナーが先月27日、91年の人生に幕を閉じた。女性を愛し夢を追い続けた彼の葬儀には、60歳年下の妻や彼が元妻らともうけた子ども達が参列したという。彼の莫大な遺産の行方について「妻には一銭も入らないのでは?」と全米メディアが大きく報じたが、ヒューはそんな薄情な男ではなかったようだ。
一度は結婚を約束したヒュー・ヘフナーのもとを去り、「ベッドテクもまったくダメな男だった」などと言いたい放題だったクルスタル・ヘフナー(旧姓ハリス)。しかしその後は彼と再度婚約して正妻の座についた。その彼女とヒューの元妻達が産んだ4人の子ども達が、ひっそりと執り行われた葬儀に参列した。
そんな中、ヒューが遺した莫大な資産について「婚前契約書があった」「もし夫妻が離婚した場合、またはもしヒューが死去した場合、クリスタルはプレイボーイ・マンションから退去せねばなりません。ホーンビーヒルズ(Holmby Hills)の地所に関しても、クリスタルには何ら法的権利はありません」という過去の報道が再び注目の的に。「ヒューを罵った挙句に正妻の座についた彼女を警戒していたのだろう」「クリスタルの今後はどうなるのか」という声もあがっていたが、ヒューは妻の将来を心配せぬような男ではなかった。
芸能情報サイト『TMZ』によると、ヒューはクリスタルが自分の妻になった直後に計画を変更。自分にもしものことがあった場合、あらかじめ購入してあった家が妻のものになるよう手配していたというのだ。またクリスタルが手にした遺産は5億円を超えるとも言われるが、これについては「婚姻成立の前に契約としてサイン済みだった」とのこと。結婚期間は5年に満たなかったものの、その間にクリスタルは豪華な暮らしを満喫したうえ、彼の死を機に寝室4部屋、バスルーム5か所、プールなどのある豪邸、さらには数億円も手にしたことになる。