
「ブリティッシュ・エアウェイズのその11時間のフライトは、まさに極度の不快感との闘いでした」と話すその男性。自分の座席が尿らしき液体でビショビショだったというのだ。彼を怒らせたのは直前のフライトでそのシートに座った乗客だけではない。対応した客室乗務員(以下CA)の態度も我慢ならないものであったという。
英メディア『The Sun』にそう訴えたのは、イギリスに暮らすITコンサルタントのアンドリュー・ウィルキンソンさん(39)。南アフリカのケープタウンに暮らす両親を訪問し、8月4日の帰国にあたってはブリティッシュ・エアウェイズのヨハネスブルグ―ロンドンのエコノミークラス・チケットを1,549ドル(約17万円)で購入したそうだ。
ところが当日、そのフライトに搭乗したアンドリューさんは自分の座席に腰かけるとそれがビショビショに濡れていることに気づき不快感で飛び上がった。彼は色や臭いから直前のフライトでその席に座った人物が尿を漏らしたに違いないと感じたという。すぐにCAにそのことを話し、気分が悪いからほかの席に移りたいと要求したアンドリューさんであったが、CAは彼にウェットティッシュを手渡すと「このフライトは満席で残念ながら席を移る選択肢はありません」と告げた。
さらに彼はビジネスクラスが空いていたら席を移りたいと再度CAに交渉したのだが、それも「ノー」という答えであった。仕方なくビニール袋の上に毛布を敷き、その上に座ることにしたアンドリューさん。しかしシートは相当の水分を吸っていたとみえ、尿らしき液体は毛布を超えて彼のジーンズにも伝わったそうだ。