笑福亭鶴瓶はその頃、「悠々自適 田舎暮らし」と謳う看板に興味を持ち不動産屋を訪れていた。社長から仲間7人で「七人の侍」と銘打ってミニ道の駅を作ろうと活動し直売所・健人館が出来たいきさつなどをうかがううちに、机の上にX JAPANの記事が飾ってあるのを見つけた。
社長は「ToshlとYOSHIKIが館山の安房高校出身でわれわれの後輩なんです」という。しかも彼らが中学時代から練習していたスタジオが取り壊されることとなり、社長たちがそれを移設して保存する会を作ったというではないか。鶴瓶は近くにあるそのスタジオに連れて行ってもらう。
「Musee des Jeunes Gens MJG」と書かれた建物の中に当時のスタジオがそのまま移設されて、壁には「HIDE X」や「YOSHIKI」のサインが残っている。社長によると映画『We Are X』の撮影を館山で行った際にYOSHIKIがこのスタジオを訪れ、YAMAHAのドラムセットに座って「しばらく動かなかった」という。
VTRでそれぞれのロケを見終えた北川悠仁は「意外な形でつながった。鶴瓶さんとは離れていたのに最終的にX JAPANにつながって…」と不思議そうにしていた。
彼はゆずがデビュー20周年となることについて、横浜の路上ライブから始まり今では会場のサイズは変わったが「一期一会というかそのお客さんでしか生み出せないものを大事にやってきたので、これからもそんな感じで」やりたいという。今回のロケで「一期一会」の先に大きなものがあることを再確認したのではないだろうか。
画像は『ゆず北川悠仁 2017年7月24日付Instagram「このあと19時半、NHK「鶴瓶の家族に乾杯」にゆず出演しまーす。」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)