俳優・鈴木亮平(34)が、2018年のNHK大河ドラマ『西郷どん』での主人公・西郷隆盛役に先駆けて、実在の人物になりきる。15日、都内で開催されたWOWOWプライム『連続ドラマ W 宮沢賢治の食卓』スペシャルイベントに、鈴木亮平が共演の女優・石橋杏奈、御法川修監督と登壇した。
魚乃目三太氏による同名漫画をドラマ化した本作は、国民的作家・詩人の宮沢賢治の愛した食べ物やクラシックを介して、家族や親しい人とともに過ごした賢治の青春時代を描く。
「元気ですか!?」とステージに登場すると、威勢良く客席に声をかけた鈴木亮平。「宮沢賢治と言えば誰もが知っている作家でそれぞれの宮沢賢治像があると思いますが、おそらく誰も描いていなかった宮沢賢治が映し出されると思います」と同作を紹介した。そして「今流行りのグルメものになっていますが、一番質素なグルメものかもしれないですね。第1話はコロッケです。コロッケがいかに当時珍しくて美味しいものだったかという世界観が描かれています」と語った通り、キービジュアルにもコロッケを手にした笑顔の賢治(鈴木亮平)が見られる。
自身と賢治の共通点を聞かれると「マニアックなところですかね。石や星や食べ物にすごく詳しくて、いろんな知識があふれ出ていて空想の物語が広がってしまう」と賢治について説明してから「僕はそこまでではないですけど、世界の遺跡や魚の種類や地質とか大好きなので、そういうのが似ているなと思いました」と明かした。
京都で1か月間撮影したという同作。賢治の妹・宮沢トシ役の石橋杏奈が、鈴木について「本当のお兄ちゃんみたいで、役や芝居のことでもたくさん話して、プライベートでもいろいろ知識をくださった」と感謝を伝えた。すると、鈴木は「僕もいろいろ教えてもらいましたよ。K-POPの動画を見せられて『この子がかっこいいんです、今このグループきてるんです』って言うから、『おお』って」と現場での仲の良さをうかがわせた。