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山中教授は落ちこぼれだったという研修医時代に何度も挫折を経験するも、「医者として何とか“世の中の役に立ちたい”」と研究者への道を選ぶ。そんな教授の“努力を楽しむ”生き方に感銘を受けた―と芦田は微笑む。彼女は中学入学後、取材を受けたテレビ番組で「“病理医”に憧れている」と語っていたが、山中教授へのリスペクトからだろうか。
著書にもある「人間万事塞翁が馬」(幸福や不幸は予想のしようのないことのたとえ)は、山中教授が座右の銘としている言葉だ。芦田も「これから先、辛いことがあっても“人間万事塞翁が馬”という言葉を思い出して、これはチャンスかもしれない―と努力していきたい」と目を輝かせていた。彼女がひとりの中学生として、山中教授にインタビューする姿をぜひ見てみたいものだ。
(TechinsightJapan編集部 みやび)