身長差152センチ “世界一背の高い女性”と”世界一背の低い女性”が初対面…
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別府温泉で知られる大分県別府市は、街のあちこちから湯けむりが上がり、温泉客でにぎわう国際観光温泉文化都市だ。しかし平成28年熊本・大分地震の発生により、観光客の足が遠のき、大打撃を受けてしまった。あの震災から1年が経ち、今や見事に観光復興を果たした別府市がこれに感謝し、全国の一般家庭や施設のお風呂へ別府の“恩”泉を無料で届けてくれるという。また、市長や市民約110名が出演し、感謝の気持ちを伝える温かい動画も公開中だ。
別府温泉では昨年の地震直後から8日間で推定11万人の宿泊キャンセルが発生、被害総額は13.7億円にものぼった。ゴールデンウィークにも観光客は戻らず、宿泊者数は前年比33%減となったが、5月以降に別府市は観光復興PRムービーや新聞広告を展開、未曽有の危機を全国に訴えた。その結果、2016年お盆シーズンの宿泊者数は前年比4%減まで回復、年末年始にはなんと前年比1%増と見事に観光復興を果たしたのである。
別府市旅館ホテル組合連合会・西田陽一さんは「地震のあと、街全体が静まり返って、この状況が続くとどうなるかと不安で仕方ない日々でした。3か月後にお客様が戻ってきた時は、奇跡だと思いました」と当時の状況を振り返る。別府市長・長野恭紘氏によると「別府市は市民約12万人で、働いている方のほとんどが観光業に従事しています」というから市全体がいかに窮地に立たされていたかが想像できる。