少年はペダルを踏むために立ったまま運転していたというが、子供がハンドルを握る姿を目撃した通行人2人が通報したことにより、イースト・パレスティーン署のジェイコブ・ケーラー巡査は少年がドライブスルーに到着したのとほぼ同時刻の午後8時頃、現場に到着した。
また店内には偶然にも少年を知る客がおり、その客から連絡を受けた祖父母も店に駆け付けた。少年の両親はケーラー巡査から連絡を受け署で落ち合ったようだ。ケーラー巡査が少年に話を聞いたところ「どうしてもチーズバーガーが食べたかった」と答えたという。
「彼はYouTubeで5分ほど見て、運転を覚えたようです。私が姿を見せると悪いことをしたことに気付いたのでしょう、号泣しました。貯金箱のお金を持ち出して妹とチーズバーガーを食べに来たと言っていましたが、こんな小さな子が業務用のバンを運転して、しかもどこにもぶつからずにここまで運転して来たというのは驚き以外にありません」とケーラー巡査は話している。
少年は初めて運転を試みたというが、奇跡的に怪我人もなく事故にならずに済んだことと法律に触れていないという理由から逮捕や起訴を免れた。祖父母らが駆け付けるまでの間、少年と妹はチーズバーガーとチキンナゲット、フライドポテトを食べて待っていたそうだ。チーズバーガーにありつけたことで少年の危険な冒険は無駄にならずに済んだが、非現実的な出来事にその場にいた誰もが驚きを隠せなかったことだろう。この出来事が原因で、両親から少年がしばらく外出を禁じられたかどうかは定かになっていない。
出典:http://nypost.com
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)