NMB48が漫才に挑戦するコメディドラマを映画化、2013年に公開された『NMB48 げいにん!THE MOVIE お笑い青春ガールズ!』の好評を受けて2014年には続編『NMB48 げいにん!THE MOVIE リターンズ 卒業!お笑い青春ガールズ!!新たなる旅立ち』が公開される。その2作目の撮影で山本彩が相方とステージ上で漫才を披露する場面でのことだ。
漫才を終えて観客へ「どうもありがとうございました!」と挨拶するシーンに監督がNGを連発する。7回NGが続き8回目のテイクに入ろうとした時、山本から「何が正解やねん!?」と強い口調で発せられた。
後に内田監督は別のバラエティ番組でその件について「一番最後のシーンであまりに撮り直しさせるので、たぶん我慢できなかったのだろう」と振り返っている。監督が彼女に「もう1回」と指示してモニターのところに戻ろうとした背中から「何が正解やねん!?」と聞こえた時は「傷つきました」という。
監督の気持ちを知った山本は「自分に対して“どれが正解やねん”いう気持ちが口からこぼれた。それが監督に聞こえたもの」と説明するが、監督はそれに対して「それは絶対にありえない。自分自身に向けてか僕に向けられた言葉かは、さすがに分かる」「100%僕に向けた言葉だと思いますけどね」と納得できないようだった。
この日の『行列』ではこれまでのいきさつが明かされ、山本は「本当に自分に言ってます」と改めて主張した。「100%僕に向けた言葉」だという監督の意見を「被害妄想だと思います」とバッサリ、東野幸治から「監督が自意識過剰なの?」と振られても「たぶん」と答えて笑わせる。
一方、内田監督からはメッセージで山本が「何が正解やねん!?」と口にしたのは「プロ意識から出た言葉だと思う」「次に僕が映画を撮る時には是非山本さんにご出演頂きたいと本気で思っています」とフォローがあった。
彼女も番組では「自分に非はない」というスタンスに徹したものの、いろいろと考えさせられたようだ。放送後に『山本彩(SayakaNeon)ツイッター』で「監督の耳に入り、失礼に値したことを反省しなければ…」「監督、すみませんでした」と号泣する絵文字とともにツイートしている。
山本彩にとって「根に持っている出来事」を掘り返す『行列』となったが、元阪神タイガースの赤星憲広さんと共演できたことで全て吹っ飛んだのではないか。「TORACOの事も知って下さっていて、声をかけて頂き嬉しかった」と投稿したツーショットの笑顔は放送では見られなかったものだ。
出典:https://twitter.com/SayakaNeon
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)