『デッドプール』での演技を高く評価されコメディ映画部門主演男優賞を獲得したライアン・レイノルズが、とても驚いた表情でステージに登場。緊張した面持ちで、こう語った。
「ああ、何も準備していないもので…。なので(会場にいらっしゃる)トム・ハンクスさんの話をします。」
「これは実話なんです。ハンクスさん、あなたは僕の2歳の娘にものすごい影響をお与えになったんです。娘が初めて話した文章は、これです。『野球に泣くなんて行為はない』。ホント、これは冗談じゃないんです。」
これにはトムも妻リタ・ウィルソンも大喜びし、会場からも温かい拍手が起きた。ちなみにこのセリフは、大ヒット映画『プリティ・リーグ』でトム演じるジミー・ドゥーガン監督が女性野球選手に向け放ったもの。同作品にはマドンナ、ジーナ・デイヴィスといった大物も多数出演し、素晴らしいストーリー展開が感動を呼び非常に高い評価を受けた。
ちなみにこのスピーチの中で、ライアンは脚本家に対する感謝の気持ちをこう述べた。
「この機会に、脚本家の皆様にも感謝の言葉を述べたいと思います。『デッドプール』の脚本家だけでなく、すべての脚本家の皆さんに感謝いたします。ハリウッドでは脚本家の皆さんは過小評価されています。しかし脚本家は創造者であり、僕達役者を素晴らしく見せてくださる。脚本家の仕事は、とても大変なものなのです。」
またライアンは「脚本家は部屋に下着姿でこもり、涙を古いタイプライターの潤滑油として使い働いているのです」とジョークを飛ばし、「脚本家の皆さんの代わりにこの賞をいただきます」と述べ感謝のスピーチを締めくくっている。『デッドプール2』の制作も、間もなくスタートするとのこと。公開は2018年ではないかと米メディアは予想している。
出典:https://www.instagram.com/vancityreynolds
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)