海外発!Breaking News

writer : tinsight-yokote2

【海外発!Breaking News】恋人を虐待し続けた狂気の女 7年の服役を終え出所(英)

ノース・イースト・リンカンシャーのグリムズビーで、交際相手への暴力を繰り返していたミシェル・ウィリアムソン(45)という女に有罪判決が下ったのは今から7年前のこと。被害者は当時同棲していたイアン・マクニコールさん(54)。ミシェルによる暴力行為を偶然にも目撃した隣人が警察に通報して逮捕に至ったもので、イアンさんは被害届ひとつ出さず黙って暴力に耐えていたという。

『metro.co.uk』が伝えたところによれば、法廷で明らかにされたのはイアンさんに対するミシェルの想像を絶する虐待と暴力の歴史であった。2006年9月に出会った頃は「フレンドリーでユーモアのセンスを持っている」とミシェルを褒めちぎっていたイアンさんであったが、4か月が過ぎるころには最初の暴力が起きていた。過去の女性関係について尋ねられるも答えなかったイアンさんの顔をミシェルは掃除機のコードで激しく叩いたという。

その後ミシェルの虐待はどんどんエスカレートし、イアンさんの局部に熱湯を注ぎ、火のついたタバコを胸に押し当て、あるいは鼻の穴に押し込み、肌にアイロンを押し当てた。酒のビン、鉄の棒、ハンマーなどで叩かれたイアンさんの肋骨、頬骨、鼻骨は骨折し、頭蓋骨にヒビが入ったこともあった。この画像の火傷は「今すぐ抱いて。5分以内によ」というミシェルの要求を聞き入れなかったところ、愛情が失せたのかと言って逆上した彼女にタバコの火を押し当てられたという。

そのような状況は驚くことに1年半も続いていた。「別れたいと僕が言えばミシェルに『あんたなんてコネを使ってすぐに探し出せる。殺されるわよ』と脅され、彼女を怒らせないよう常に貝のように押し黙っていた」と話すイアンさん。彼は今、家庭内暴力に苦しんだ経験を生かして「Mankind Initiative」という組織でDV被害者救済のための活動を行っている。

一方、グリムズビー刑事裁判所により7年の服役を命じられて2009年から服役していたミシェルは、やっと出所して現在は生まれ故郷のウェスト・ミッドランズ州ウルヴァーハンプトンで暮らしている。イアンさんと同じように、今後ミシェルが再び誰かと出会って交際を同棲に発展させる可能性は否定できない。「第二、第三のイアンさんのような被害者が出る」と心配する声も多い。なぜなら傷害および暴行事件の犯罪総数の5割前後は再犯者によるもの、同じ人物が度重なる暴力行為で何度でも刑務所に戻っていくことが明らかになっているためだ。

ミシェルは初対面の人に非常に良い印象を与える能力を持つ一方、いったん親しくなった相手には些細なことで激しい怒りを爆発させ暴力をふるっていた。これには確かに「喧嘩っ早い」ばかりか「境界性パーソナリティ障害」などを疑わざるを得ない。しかし服役中の彼女は刑務作業や職業訓練ばかりか、反犯罪性思考や怒りのコントロール方法を学ぶプログラムの受講、認知行動療法を含めた勉強会などが満載の日々を過ごしていたはずだ。せめて人命尊重の精神がしっかりと身についたものと期待したい。

出典:http://metro.co.uk
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)

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