高い演技力を評価され、映画『ダラス・バイヤーズクラブ』ではエイズで余命を宣告された主人公を熱演しアカデミー賞主演男優賞を受賞したマシュー・マコノヒー。その彼がこのほど『Fitzy and Wippa Show』に登場し、幼稚園の先生だった母との“ある思い出”をこう振り返った。

「幼稚園の頃さ。僕は一度マット（マシューの略）と呼ばれて返事をしたのさ。当時の母は、先生をしていたんだ。」
「友達にこう言われたんだ。『ヘイ、マット！　（遊具の）雲梯（うんてい）で遊びたいかい？』って。僕は『そうだね』って答えて、雲梯まで走って行ったんだ。」

しかしその時、思いもよらぬ出来事が起きたという。

「そう、次の瞬間に誰かに肩をガッとつかまれ、引き離されたんだ。そしてこの僕は、地面に叩きつけられたのさ。それをやったのが、僕の母さ！」

「母にこう言われたよ。『アンタ、なんて名前だったっけ？』って。僕が『マシューだよ』と答えると、母はこう言った。『じゃあ何故“マット”と呼ばれて返事をしたの？』」
「これに僕は『さあね、でも僕に話しかけてるって分かったんだもん』って答えたさ。すると母は『そんな名前で呼ばれても二度と返事をしちゃ駄目！　私はちゃんと理由があってアンタをマシューって命名したんだから！』と言っていたよ。」

そんな豪快で怖い母のことを、マシューは今も恐れているのだそう。

「ああ、母は84歳なんだけど、今もすごく活発な人なんだ…。」

人気セレブ達にも「男の中の男」と称賛されるマシューだが、84歳の母の前ではすっかり弱い息子になってしまうらしい。ちなみにマシューの妻も子供達に対し大変厳格だという。母と同じタイプの女性を妻として選んでしまうあたり、意外にもマザコンの一面があるのかもしれない。
（TechinsightJapan編集部　ケイ小原）