このほど米ジョージア州の裁判所で、有罪の評決を下された被告の男がいきなり毒を飲むという自殺未遂事件が発生した。男は元警察官。親族の幼女に性的暴行を働くという信じがたい罪を犯していた。

被告が法廷で服毒という事件が起きたのは、アトランタにも近いジョージア州にあるディカーブ郡裁判所。被告は同郡ストーンマウンテン出身のケレス・トゥーハーツ・ロリーという58歳の元警察官。2011年7月から約1年にわたり親戚の9歳女児に性的暴行を働いていたことが発覚し、2014年12月に逮捕・起訴されて警察官としては懲戒免職になっていた。

その裁判が行われた今月7日、法廷のロリー被告は有罪を示す評決が読み上げられている中、隠し持っていた市販のビタミン剤のように見える液体をいっきに飲み干し、体調を崩して「グレイディ・メモリアル病院」に搬送された。液体には毒物が入っていたことが確認されたが、適切な処置によりロリーは回復し、再び身柄をディカーブ郡拘置所に収容された。

ロリーを裁く次回の法廷では、終身刑2回プラス40年という厳しい量刑が言い渡される可能性があることを英メディア『dailymail.co.uk』が伝えている。

出典：http://www.dailymail.co.uk
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）