あらゆるシーンで利用されるようになってきた小型無人機(以下ドローン)。汚染地帯や危険な災害現場で活躍するドローンもあれば、上空からの盗撮や不審物、爆弾の投下を行うドローンもある。酪農家が使用し始めたように、一般人もドローンやラジコン機を購入する今の時代、「ドローン規制」を定めた改正航空法でどれほど怪しい機体を取り締まり、テロを阻止できるものかと不安の声は多い。そんな中、オランダから興味深いニュースが飛び出した。
英メディア『metro.co.uk』が伝えているところによれば、オランダでは現在、全国の警察組織でワシに対する特別な訓練が行われているとのこと。狙った獲物は絶対に逃さないその才能を活かし、危険なドローンを捕獲してもらおうと考えたという。
知能の高い家禽類を調教する「Guard From Above」社のもとで、オランダ警察は今、どのようなタイプのドローンを攻撃するべきか、その識別方法をワシに徹底的に教え込んでいる。まだ訓練は始まったばかりだが手応えはとても良いといい、数か月の中でワシがどれほどまでの能力を見せるものか強い関心を持っているようだ。
そんなオランダ警察のやり方と並んで注目を集めているのが、実は日本の警視庁が昨年12月に発表していた方法である。3×2メートルの縦長のネットを吊るした大型のドローンを飛ばし、怪しいドローンを虫のように捕まえようというもので、すべての機動隊が3月までに1台ずつ所有することになるという。ワシVS網付きドローン、どちらに軍配があがるものかなかなか興味深い話題である。
出典:http://metro.co.uk
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)