2月6日、ケープタウンでネルソン・マンデラ元大統領の孫であるマンドラ・マンデラ氏(41)が、イスラム教徒の女性と結婚した。マンドラ氏は4度目の結婚となる。
お相手はイスラム教徒のラビア・クラークさん。2人はケープタウンのモスクでイスラム教に従った婚姻儀式を挙げた。マンドラ氏はグレーのスーツに淡い紫のネクタイ。新婦のラビアさんは薄いグレーのドレスで幸せいっぱいの表情だ。
マンドラ氏は2007年、祖父ネルソン・マンデラの出生地である東ケープ州ムベゾのコサ族伝統的首長という名誉ある地位に選ばれたのだが、婚姻2か月前にイスラム教に帰依したようだ。
結婚後、マンドラ氏は「ラビアさんとは異なった文化、異なった宗教的慣習のもとに育ってきたが、南アフリカ人という共通の部分で結びついている。妻の両親、親類、イスラム教社会に感謝している」とコメントした。
この結婚で戸惑いを見せているのは東ケープ州の族長たちであった。彼らにとってマンドラ氏の結婚はまさに寝耳に水、通常ならば改宗は女性がするのがコサ族のしきたりであるため、彼がなぜ評議会に何も報告せず改宗したのか、なぜ族長らが式に招待されなかったのか、いまだにマンドラ氏から返答がないという。
ちなみに南アフリカのジェイコブ・ズマ大統領はズールー族なので重婚しているが、コサ族では禁じられているそうだ。
マンドラ氏にとって、4度目となった今回の結婚。最初の妻とは2004年に結婚したが、不妊が原因で離婚したと言われている。 2番目の妻はモーリシャスの女性で2010年にコサ族の儀式に則って行われた。2人の間には2011年に娘が生まれたが、マンドラ氏は「娘は自分が父親ではなく、自分の弟と妻との間の子供である」と主張。3度目の婚姻は2011年、スワジランドのプリンセスであったが離婚が成立していた。
出典:https://twitter.com/mandlamandela
(TechinsightJapan編集部 FLYNN)