海外発!Breaking News

writer : tinsight-yokote2

【海外発!Breaking News】16万ドルの虚偽申告で税関職員に「1万ドルあげるから…」。中国の金満女が逮捕(米)

アメリカ合衆国へ渡航する者が、機内で記入するよう渡される入国審査のための申告書。その中の「税関申告書(税関・検疫申告書)」に虚偽の記載をした中国の女が、税関職員に驚きの発言を放って後に逮捕された。

「ねぇ、大目にみてよ。目をつぶってくれるならアナタと寝てあげるから。これが私の名前と電話番号よ、連絡して。おまけにこの時計もあげるし、1万ドルだってあげちゃうわ。それでもダメ…?」

熱心に税関職員を買収しようとしたこの女は今年7月、娘や姉と共にパリからの飛行機に乗り、米ニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港に到着したHong Yang(55)という中国人。税関申告書の内容に虚偽があると指摘されると、Hongは真剣な職員を性的に侮辱したのであった。

米メディア『NYデイリーニューズ』紙が伝えているところによれば、Hongはパリで買ったであろうブランドもののバッグ、毛皮のコート、ダイヤモンドの宝石、腕時計など計16万ドル(日本円にして約1,950万円)もの高級服飾雑貨を米国に持ち込もうとして偽りの申告をしたもよう。職員はいったん後方に下がると胸にレコーダーをしのばせて再び女の前に現れた。その後のやりとりが裁判の重要な証拠となることはいうまでもない。

その時は、なぜか何のお咎めもないまま無事に税関を通過できたHong。数か月が過ぎ、そんなことも忘れて祖国に戻るため出国を試みた先週末、空港で今度は米国土安全保障省の係官により身柄を拘束された。保釈保証金25万ドル(約3,050万円)をあっさりと支払って保釈となっているHongについて、ロバート・ゴットリーブ弁護士は「ちょっとした言葉の誤解がこのような結果を招いただけです」と余裕の表情を浮かべている。しかし「何しろ彼女は素晴らしい女性ですから」と添える彼に、ひょっとしたらこの弁護士もHongの性的誘惑にあったのでは…という気がしないでもない。

※ 画像はshanghaiist.comのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)