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writer : tinsight-yokote2

【海外発!Breaking News】「大人になれない学生は出ていけ」学校長が公式サイトに投稿(米)

オクラホマのある大学の学長が、公式ウェブサイトにこのほど「学生よ、もっと大人になれ。さもなければここを去れ」と投稿した。キャンパス内の安全対策などが話題となっている中で、どうにも斜め上を行ってしまった発言だとして話題となっている。

大学の公式ウェブサイトにおいて、学生に対して「これが理解できないならここから去りなさい」と説教を放ったのは、オクラホマ州のバートルズビルにある在学者約1,200人というクリスチャン系の「オクラホマ・ウェスレヤン大学」のエヴェレット・パイパー学長。彼は地元紙『Bartlesville/Examiner-Enterprise』にコラムニストとして毎週寄稿し、トランスジェンダーや同性愛者、その結婚などを痛烈に批判。同性婚が合法化されてもなお彼らへの結婚証明書の発行を拒んだケンタッキー州ローワン郡のキム・デービス書記官を擁護し続けている。

そんな学長が学生らに怒りをぶつけた原因は、礼拝堂を去る時ある男子学生に「今教わった“愛”に関する説法はきわめて不愉快。ひどく傷つけられた気分です」と話しかけられたことにあった。それは新約聖書におさめられている書簡「コリントの信徒への手紙(13章)」。“愛とは寛容で情け深いもの 利益を求めず人を恨んだりねたんだりすることはない。高ぶらず奢らない”といった万人に受け入れられてきた内容だが、「その手のキレイごとは受け入れがたい」という学生が存在することは学長にとって大きな問題であったようだ。

「私達の文化は子供たちに自己陶酔、ナルシズムというものを教えてきました。もしも『あなたに必要なのは道徳心、美徳ですね』と言わず、『あなたは聖書教育の犠牲者です』と言ってくれる牧師と出会いたいのであれば、うちの大学はあなたには不向きです。いっそミズーリあたりの大学に行ってみてはいかがでしょうか。衝突が続くキャンパスで、復讐を好み宗教への偏見や自己ばかりを主張する学生たちにたくさん出会えることでしょう。」

実は、全米各地の大学でキャンパスにおける人種差別行為への反対活動が活発化しており、特にミズーリ大学コロンビア校では黒人学生が主導のハンガーストライキを経て、学長とミズーリ大学ネットワークの総長が辞任に追い込まれていた。その影響を受けエール大学やニューヨーク州のイサカ大学でも同様の動きが激化しており、そちらも注目を集めている。こういう時こそクリスチャン系の小規模私立大学が安心と言う人々も多いが、彼らの内側にも不穏な雰囲気を醸している学生がいることは想像に難くない。

「このキャンパスも必ずしも安全というわけではありません。しかし大学とは学問を学ぶ場所であり、大人になるためのスキルを迅速に学ぶ場所であります。皆さん、もっと大人になりなさい。ここは保育園ではない、大学なんです」とパイパー学長。このタイミングとあっては、他人への愛や慈しみに欠ける学生に対しては学校側も喜んでドロップアウトを促すのではないだろうか。

※ 画像はnydailynews.comのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)