イタリア北東部の港で、密輸とみられる大量のショットガンが押収された。トラックに積み込まれてベルギーに運搬されようとしていたことが判明しているという。パリ同時多発テロを思わせる大量の銃器の流入に当局の緊張は現在非常に高まっている。
米メディア『nyooztrend.com』などが伝えたところによれば、スロベニアやクロアチアに近いイタリア北東部のトリエステの港で26日、湾岸警備当局があるトラックに積み込まれていた800丁もの「ウィンチェスターSXP連発銃」と呼ばれるショットガンを押収した。トルコの業者に捜査のメスが入っているもようだ。
この画像は英メディア『metro.co.uk』が伝えているその記事のスクリーンショット。グアルディア・ディ・フィナンツァと呼ばれる税金や経済関係の犯罪を専門とする捜査官の姿があるが、製造した米ウィンチェスター・リピーティングアームズ社はこの銃の連発能力を0.5秒につき3発だとしている。
銃はあるフェリーから降ろされたもので、トラックはトルコから来たがオランダ国内で登録されたものだという。また運転手はトルコ国籍で武器の輸送に関する許可証などは所持しておらず、搬送目的など不審な点が多いことから取り調べが行われたが、積み荷の中身が密輸のショットガンという認識はなかったもよう。「この後はベルギーに向かう予定だった」と話していることから、パリ同時多発テロ後とあってベルギー当局ではますます緊張が高まっている。
※ 画像metro.co.ukのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)