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writer : tinsight-yokote2

【海外発!Breaking News】糖尿病患者、ネイルサロンのフットバスで「熱い」と言えず大やけど(米)

妻と一緒に足の指にペディキュアを試してみた男性が、フットバスのお湯のせいで足の甲にまで深い炎症を起こし、病院に急行した。糖尿病患者であったため、それが大変な高温であったことに気づかなかったという。

この画像はテキサス州のメディア『CBS-DFW』が伝えているその記事のスクリーンショット。同州コリン郡のマッキニーに暮らすクリストファー・ソールズベリーさんの大やけどを負った後の足の様子である。こうなったきっかけは、エルドラド・パークウェイにある「ハリウッド・ネイルズ&スパ」というサロンで、ほんの遊び心からペディキュアを施してもらったことにあった。その3か月前に母親をガンで亡くし、葬儀ほか様々な手続きを終えて自宅に戻ったものの元気を失っているクリストファーさんに、妻が「きっといい気晴らしになるから、ペディキュアでも一緒に塗ってみましょう」と熱心に誘ったという。

こうして夫婦は同サロンに出かけたが、お湯を張ったフットバスに指示通り足を浸けていたところ、妻が突然「その足、どうしたの!」と慌てた声をあげた。クリストファーさんの足は大きな水泡ができて、ひどくむくんでいたのだ。ソックスや靴も履けない足で慌てて病院に急行したクリストファーさんに、診断した医師は「熱傷のII度に相当し、治療は熱傷専門の医師により行われます」などと説明。それだけは避けられたものの、8日間の入院を経て自宅療養はなんと6か月間にもわたったという。

ここまでひどい炎症を起こすのに、熱湯であれば5秒もかからないという中、糖尿病を患っているクリストファーさんの足は感覚が鈍く、熱い、冷たい、痛いなどがうまく感知できなかった。そのフットバスには非常に熱いお湯が入っていた可能性が高く、それを確かめなかったこと、そして客の足に異変が生じたことに気づかなかったことは施術者の怠慢だとして、クリストファーさんは同サロンに損害賠償を求める訴えを起こした。トム・カース弁護士はさっそくサロンの給湯器について設定温度などの調査を開始するとともに、州に対しても同サロンの業務改善命令あるいは営業許可の見直しを強く迫っている。

※ 画像はdfw.cbslocal.comのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)