中国・河南省でこのほど、交通事故現場から運転手がいきなり逃走を図った。不審に思った人々がその車を開けてみると、鼻をつんざくような強烈な悪臭が。なんと50頭近い犬の死骸が詰め込まれていたのだ。
中国・河南省商丘市のキ陽区で10月30日の午前10時30分ごろ、自動車同士の衝突事故が発生した。だがメディア『網易新聞(news.163.com)』が伝えているところによれば、安徽省のナンバープレートをつけた黒いセダンの運転手は事故直後に現場から逃走を図り、その車内とトランクからはぎゅうぎゅう詰めにされた40~50頭の犬の死骸が発見されたもよう。1頭だけは生存が確認されたという。
中国では夜間に犬が連れ去られてしまうという事件があとを絶たないことから、その運転手の男について現場の人々は、犬を盗み屠殺業者に引き渡すことで金を儲けているギャングであろうと考えたとのこと。幾人かの男性がその運転手のあとを追って地面にねじ伏せ、警察に突き出している。また警察官はパトカーのトランクに犬の死骸を移そうと試みたが、入りきらずに非常に困惑した様子を見せたという。犬たちはどこで飼育されていたのか、何の目的で運搬しようとしたのかなど厳しい取り調べが続いている。
※ 画像はnews.163.comのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)