海外発!Breaking News

writer : tinsight-yokote2

【海外発!Breaking News】在セブ中国領事館一行、会食中に内輪もめで発砲。3名死傷。

人気リゾート地として知られるフィリピンのセブ島にあるレストランで、個室を利用して会食中であった在セブ中国領事館の一行に発砲事件が発生した。総領事や外交官ら複数名の死傷者が出ているが、個人間のトラブルが原因ではないかとみられている。

フィリピンの在セブ中国領事館の外交使節団3名が発砲事件に巻き込まれたのは21日午後1時30分すぎ、セブシティの大型シーフードレストラン「LIGHTHOUSE」の店内。一行は9名で、個室をとって誕生日を祝う会食を楽しんでいたと中国の『騰訊(Tencent)』ほかが伝えている。

この発砲事件で総領事の宋榮華(Song Ronghua)氏ほか2人が被弾し、宋総領事は負傷して病院へ搬送。副総領事と外交官が死亡した。セブ市警察は現場で45口径の拳銃を持っていた中国人Li Qingliang、および妻のGuo Jingの身柄を容疑者として拘束しているが、Guoは総領事館の査証(ビザ)課に勤務していたとの情報もある。

市警はウエイターから、その個室の中から激しい口論が聞こえた直後に発砲の音が鳴り響いたとの情報を得ている。根底に個人的なトラブルや恨みがあったのではないかとみられているが、容疑者夫妻は警察の取り調べに対し、自分たちは外交官特権を有する身だとしてウイーン条約に基づく「治外法権」を強く訴えているという。

現場となったレストラン「LIGHTHOUSE」は賑やかなジェネラル・マキシロム通りに面し、セブシティの有名なショッピングスポット「アヤラモール」からも5分ほど。領事館からは1kmほど東に位置している。この付近には英語を教える外国人向けの語学学校も多く、日本からもたくさんの留学生が暮らしながら教室に通っている。

※ 画像はshanghaiist.comのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)