中国のとある国際空港のセキュリティゲートで、ひとりの女の頭髪にナイフが刺さっていることが発覚した。彼女は飛行機の旅に慣れていなかったのか、それともずる賢いのか。セキュリティチェックの職員も困惑させられたという。
『南華早報(South China Morning Post)』が伝えているところによれば、雲南省昆明市官渡区にある昆明長水国際空港のセキュリティチェックにて、ちょっとしたトラブルが起きていたもよう。搭乗ゲートに向かおうとしていた中年の女性が後ろで結った髪にナイフを“かんざし”のように刺していたため、職員に呼び止められたのである。
髪から抜いたナイフの刃渡りは9cm。女性は広西チワン族自治区の南寧市出身で「国慶節」の7連休を使って旅行していたといい、なぜそのような危険物を機内に持ち込もうとしたのかと尋ねられると「あら、これはヘアアクセサリーよ」ととんでもない釈明を放ったが、やがて本音を漏らした。買ったばかりの大量の果物を示しながら、「待ち時間があまりにも長いから果物でも食べて過ごそうと思い、ナイフが必要だったの。他意はないわ」と話したという。当然ながらナイフは没収されている。
経済が突然豊かになり、我もわれもと海外旅行に出かけるようになった中国人たち。世界の国々からは相変わらず“驚くようなことをしでかす中国人観光客”という話題が飛び込んでくるが、いまやスイス・アルプスでは観光客の約半数が中国人とのことだ。
※ 画像はscmp.comのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)