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映画『007』シリーズ最新作となる『Spectre(原題)』で、ボンドガールに抜擢されたイタリア人女優モニカ・ベルッチ(50)。主演ダニエル・クレイグ(47)より年上のモニカは自分のことを「ボンドガールじゃない」「ボンドレディー、またはボンドウーマンだわ」と語っている。
“若い美女”というイメージの濃かったこれまでのボンドガールだが、今回『Spectre』に出演したボンドガールはイタリア出身の実力派女優モニカ・ベルッチ。今年51歳になる彼女はまさに熟女で、“ボンドガール”と呼ばれることに抵抗があるという。このほど『ガーディアン』紙の取材を受けたモニカは、最高齢のボンドガールに選ばれたことに触れ、こう語った。
「自分のことを、ボンドガールなんて呼べない。ガールと呼ぶほど若くないから。ボンドレディー、またはボンドウーマンってところだわ。」
またモニカはサム・メンデス監督の決断を褒め、その理由をこのように述べている。
「全てにおいて、男性がパワーを持っているの。ジャーナリズム、演劇、監督業、銀行、経済、学校でも。法律も男性が作ったし。男性はこう考えているの。子供を産めなくなった女性は年寄りだって。でもそれは嘘ね。そういう女性だって素晴らしいわ! 監督は大人の女性である私を選んでくれた。偉大な革命を起こしてくれたと思う。」
モニカは仏パリで暮らしているが、現地では高齢の女優達も強く、色気のある女性像を立派に演じているという。「もうハタチじゃないわ」というモニカもまた、老齢に向かう心の準備はできているそうだ。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)