米コロラド州のデンバー国際空港で2週間ほど前、ある男がとんだ危険行為で警察に逮捕されたことを同州のメディア『9news.com』が伝えている。乗りたかった飛行機が自分を置いて飛び立とうとしていることを知り、男は驚くべき手段でその離陸を妨げたのであった。
ユナイテッド航空カウンターでのチェックインは済ませたものの、出発ゲート前に集まるべきボーディングタイムに遅刻してしまったその男。彼が見たものは出発ゲートから離れていく飛行機。その飛行機に乗りたかった彼は無我夢中で…コロラド州のデンバー国際空港でアクション映画さながらの行動を繰り広げたマーク・レーマーという58歳の男が、公共の交通に対する危険妨害行為につき逮捕された。
何としても駐機場に下りて飛行機を捕まえたかったというレーマー。彼はなりふり構わず出発ゲートの扉をこじ開け、アラームが鳴り響く中ボーディングブリッジに向かって移動。そこから立ち入り禁止エリアに入り、飛行機に向かってひたすら走ったという。トーイングカーの運転手がそれに気づいて飛行機はそこで停止。「自分はあの飛行機に乗りたいんだ!」と何度も繰り返すレーマーであったが、当然ながらその要求は却下された。
幸いなことにそのフライトおよび他のフライトも大幅な延期は避けられたもよう。しかし取り調べに「どうしてもその飛行機に乗ってオハイオに飛び、高校の同窓会に出席したかった」と動機を話したレーマーには、非常識かつ身勝手との批判の声が集中している。
※ 画像はtwitter.com/DENAirportのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)