静岡県清水市で暮らす小学3年生のまる子とその家族や友達との日常の出来事を描くマンガ『ちびまる子ちゃん』。アニメも人気で1990年1月7日から続く長寿番組となっている。そのまる子と父・ひろし、母・すみれが、なんとファッションモデルとしてデビューした。「ファッションモデルになろう!」の巻(522話)が放送されたのは、2005年6月5日のこと。約10年の年月を経て、まる子の夢が現実に叶ったのだ。
『ちびまる子ちゃん』の主人公・まる子と言えば、前髪がギザギザのおかっぱ頭、白いブラウスに赤い吊りスカートがお馴染みのスタイルだが、そのまる子がファッションモデルになったという。しかも髪は横分けでおやじ感満載の父・ひろし、くるくるとしたパーマをかけてエプロンが似合うお母さん代表のような母・すみれも一緒にモデルデビューした。モデルと言えば、美男美女で8頭身は当たり前の世界。その常識を打ち破ってここに3頭身モデルが誕生したことになる。
まる子親子をモデルとして採用したのは、アパレルブランド「CIAOPANIC TYPY」(チャオパニックティピー)。「なりたい家族に、着がえよう。」というコンセプトのもと、まるちゃんが一年を通じてさまざまな衣装で広告に登場する。
実際にまる子親子のモデルぶりを見てみると、意外にもなかなかサマになっている。父・ひろしは、ネイビーの「ボンディングマリンジャケット」を着こなし、母・すみれとまる子は、おそろいのオリーブ色のミリタリー風ジャケット「オーバーサイズM-65」が新鮮だ。特にすみれがオフホワイトの「コーデュロイテーパードパンツ」をロールアップしてはいている姿はまるで別人のようで衝撃的だ。これと全く同じコーディネートを外国人モデル3人が着ている写真が掲載されているが、彼らに引けを取らないさくら家のモデルっぷりは見事である。
(TechinsightJapan編集部 関原りあん)