中国・湖北省で26日午前10時すぎ、ショッピングモールのエスカレーターにて親子が恐ろしいアクシデントに見舞われた。昇り切ったところで一歩足を前に出したところ、鉄の板が抜け落ちて踏み板が無い状態であったという。

母親と幼い息子がまさかのエスカレーター転落事故に見舞われたのは、湖北省荊州市にあるショッピングモール。親子は手をつないで昇りのエスカレーターに乗り、5階に到着して一歩足を前に出したものの、そこにあるべきはずの踏み板が落下しており、親子は足を取られて転倒。無念にも母親は命を落としてしまった。

監視カメラが捉えた映像を複数のメディアが公開しているが、犠牲者である30歳の母親は2歳の息子の体をさっと持ち上げて守っており、しかし本人はエスカレーターの回転に従って下部に吸い込まれていく。従業員が手を添えて懸命に救出しようとするが、なす術がなかったもようだ。またレスキュー隊員も母親の体を引き上げるのに4時間かかっており、病院に救急搬送されたが間もなく死亡が確認された。夫も一緒に買い物をしていたが、かなりエスカレーターの下方にいたという。警察が事故調査にあたったところ、踏み板のボルトが緩んでいたことがわかったもようだ。

※　画像はnews.ifeng.comのスクリーンショット。
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）