冷えた笑い声とともに母親により洗濯機に投じられたのは、たった2歳の男の子。しかもダウン症を持つ無抵抗の子であった。その様子を撮影し、Facebookに投稿した母親はあっという間に警察に通報されたのだが…。

このほどスコットランドで、ダウン症という生まれつきの障がいを持って生まれた2歳の息子をドラム式洗濯機の中に閉じ込めた母親が通報された。かねてから印象の悪かった彼女のFacebookになんとも恐ろしい虐待行為の写真を発見したとして、隣人がすぐさま警察に伝えたのであった。

問題の母親は、グラスゴー郊外のアースキンに暮らすコートニー・ステュワート（21）。「うちの子はとても清潔好き。洗濯機への執着心がすごいから」と自らの希望による“遊び”であったと説明し、洗濯機の蓋は「完全に閉めておらずロックもしていなかった、回転させていない」と主張した。これには当然ながら「今にも窒息しそう」、「回転させなければ許されるのか。閉じ込めたこと自体が問題だ」といった非難の声が集中。男児はすぐさま児童保護局の職員の手に委ねられた。

Facebookでは、ケラケラと楽しそうに笑っている顔写真も確認されているコートニー。彼女は今、「どこの誰だかわからない匿名の通報に踊らされて私を拘束しようだなんて、警察も滑稽なことをするわね。近所の人たちはよってたかって私を悪者扱いしようとしているだけなのに」と痛烈なる批判と抵抗をみせているという。
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）