ブラジル南東部のベロオリゾンテ市で、このほど10歳の女子児童（名前などは明らかにされず）が小学校で激しい腹痛を訴えた末、赤ちゃんを出産したと世界各地のメディアが大きく報じている。教師は少女を病院に連れて行き、そこで妊娠7か月と診断された。

出産は14日に医療スタッフが見守る中で無事行われたが、妊娠にいたる経緯には大きな問題があった。その後の聞き取り調査で、少女を妊娠させたのは母親の再婚相手である40歳の義父であると判明。しかし少女の母親は「娘のお腹が大きくなっていることに気付かなかった。ただ昨年10月以来どうも沈んでいる気配がして、学校の成績も振るわなくなっていた」と語ったという。兄弟からも聞き取りを行った結果、家族の主張に偽りはないと警察は判断している。

その少女は心にも大変な傷を負っていた。これまで自分の身に起きたことを黙っていたことについて、「誰かに話したら義父がお母さんと私の兄弟を殺すのではないかと思い、怖くて話せなかった」と話したという。幼い養女への性的暴行のほか違法に銃を所持していたこともわかり、義父については複数容疑での立件となっている。

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（TechinsightJapan編集部　Joy横手）