結婚69年の91歳夫婦、9日違いで旅立つ「夫の最期、妻は手を握って離さず」…
Rank.1
イラクやイスラエルのメディアが今、モスルにいる「イスラム国」の戦闘員45名が激しい食中毒を起こして死亡したとの情報を伝えている。悪意ある何者かが意図的に毒を盛ったかどうかは不明だという。
イラク北部のモスルを過激派組織「イスラム国(以下IS)」が制圧してから1年。少し前に発表されたイラク軍とクルド人治安部隊によるモスル奪還作戦は、残念ながら計画ほど進んでいないという現状が報じられているが、IS内部では思わぬ自滅行為も起きているもよう。食中毒で戦闘員に多数の死者が出たという。
イスラエルのメディア『ijreview.com』によると、情報はクルド人治安部隊の広報担当者が発表したものだという。事件が起きたのは「イフタール(Iftar)」と呼ばれるラマダン(断食)明けにイスラム教徒が最初に食べる夕食の会で、参加した戦闘員は145名。うち45名が食後に激しい中毒症状を発症し、次々と死亡したという。何者かが意図的に毒を盛った疑いもあり、キャンプ内では原因の調査が行われているものと思われる。
昨年11月には、シリアのFath El-SahelにあるISのキャンプで毒殺行為があった可能性を英メディア『mirror.co.uk』が伝えていた。自由シリア軍の兵士がキャンプに侵入してISの調理人を装い、食品に毒を混ぜて数十名の戦闘員を毒殺したというものであったが、真相のほどはまだ分かっていない。なお、先月下旬には戦闘員や性奴隷にされていた少女からHIVウイルスが検出され、エイズ蔓延かと報じられていた。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)