テロ組織「イスラム国」についてはどんな些細な情報にも常に目を光らせ、攻撃にあたってきた米軍。彼らはこのほど“まぬけなIS戦士がいたものだ”として、ある空爆を成功させたことを発表した。
フロリダ州のハールバート・フィールドを拠点とし、米・戦闘空軍司令官を務めているホーク・カーライル(Hawk Carlisle)氏は1日、バージニア州アーリントンで開催された米空軍協会(Air Force Association)の会合で、ある空爆の成功例について興味深い話題を提供したもようだ。
プロパガンダの普及および少年少女兵の勧誘に、インターネットを最大限活用しているテロ組織「イスラム国(ISIS・ISIL・Islamic State・ダーイッシュ 以下IS)」。しかし、戦士らのその積極性が自滅にもつながっていることを米軍のメディア『airforcetimes.com』が伝えている。IS戦士がこのほどTwitterに投稿した数枚の写真が、彼らについての非常に重要な情報を提供してくれたというのだ。
「愚か者の若いIS戦士らは次々と写真を撮影し、自分たちは最強で無敵だといった挑戦的な言葉を添えてSNSに投稿するが、そこで多くのことを自らばらしている。指令本部の建物の前で撮影したという写真が投稿されたため、米軍はこの地点を割り出して22時間後には空爆することができた」などと語ったカーライル氏。SNSを活用している若者を多数擁しているISに関しては、インターネットからの情報収集に力を注ぐ価値が十分にあるとしている。
※ 画像はnydailynews.comのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)