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アフリカンロックパイソンは大きな動物でも丸飲みしてしまうという恐ろしいヘビだが、彼らにも食べてはいけないものがあったようだ。ヤマアラシを飲み込んだパイソンだったが、その後動くこともままならず絶命した。
6月半ば、南アフリカのクワズール・ナタール州南部にあるエランド湖動物保護区でサイクリングやハイキングを楽しんでいた人々が、4メートル近くあるアフリカンロックパイソンを目撃した。パイソンは無気力に横たわっており、お腹が大きく膨らんでいたため小動物を飲み込んだものと思われた。目撃者らは写真を撮ると自然保護区のフェイスブックに投稿した。
保護区管理者らは翌日、そのパイソンを探しに出かけた。すぐに見つかったものの、写真よりお腹が少し小さくなっており息もしていたので管理者らはそのままにして立ち去ったそうだ。
しかし数日後、保護区訪問者からパイソンが死んでいるという報告を受けた。管理者は死んだパイソンを引き取り腹部を開いたところ、驚くべきものを発見した。
腹部から現れたのは、14キロもある巨大なヤマアラシだったのだ。このヤマアラシは、アフリカタテガミヤマアラシという種で、黒と白の鋭いトゲは土産品としても有名である。ヤマアラシは原形をとどめており、パイソンの腹部には大量のトゲが刺さり消化されないままであったという。
※ 画像はイメージです。
(TechinsightJapan編集部 FLYNN)