全長1メートルに満たないが、体全体が太くていわゆる“銭型の斑紋”の模様で知られるマムシ。マムシに噛まれて命を落とした30代男性の話がアメリカから飛び込んで来た。
米ミズーリ州クリスチャン郡のニクサで22日、ジェームズ川での岸釣りを楽しんでいたカップルを襲った悲劇を州メディアの『Springfield News-Leader』が伝えている。同州からやってきたギルバート・デ・レオンさんという37歳の男性がウェーディング中にマムシらしきヘビに両足を2度にわたり咬まれたが、病院での治療を怠ったために次の朝にはすでに息絶えていたという。
岸釣りに同行していたガールフレンドによれば、彼女は病院に行くことを強くすすめたが、レオンさんはそう深刻に捉えず自力で毒を絞り出したと言って2人が暮らす自宅に戻った。しかしレオンさんは脱力感を訴え始め、大変なイビキをかいて寝入ったという。ちなみにそのヘビは大きくはなかったものの傷口は1.9cmほどであった。郡検視当局のブラッド・コール氏は、「今のところヘビ毒以外の原因が見つかっていない」と話している。
釣り人に限らず、カップルやファミリーが自然にたっぷりと触れあうキャンプが楽しみという季節が到来した。だが水辺に立ち入る際に“マムシに注意”の看板をみかけたらどうか侮らないで頂きたい。もしも咬まれたら心臓に近い位置をひもで軽く縛ってから必ず医療機関を受診し、場合によっては救急車を呼ぶ判断も必要だという。
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(TechinsightJapan編集部 Joy横手)