ベネズエラの人気サッカー選手が、試合後のインタビューの最中に突然倒れた。背後からファンが強烈なキックを浴びせたのである。あってはならない暴挙に「警備員は何をしていた!」との批判の声が集まっている。
ファンからとんだ暴行を受けたのは、ベネズエラの「カラボボFC」に所属し、ストライカーとして活躍しているアキレス・オカント選手(26)。13日、ライバルチームの「アラグアFC」との試合が0-0の引き分けに終わった後、女性リポーターによるメディアインタビューが行われている中、1人の男が突然オカント選手に駆け寄り、背中に思い切りドロップキックを食らわしたのである。
当然ながら前方に倒れ込んだオカント選手。マリア・アレクサンドラ・バスティダスさんというその女性インタビュアーは、恐怖のあまりなす術もなく固まってしまった。だがそこは鍛え抜いた強靭な体を誇る若手アスリートのこと。チームはその後、Twitterを通じてファンに「アキレスは大丈夫、安心してください」とのメッセージを発信した。
こちらは14日、YouTubeに“Patada a Aquiles Ocanto”というタイトルで投稿されたその動画である。スポーツの世界にこうした暴力行為を持ち込むことは断じて許されない。また警備員もしっかりとその持ち分を果たして頂きたいものである。
※ 画像はtheguardian.comのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)