チャンピオンとは言っても、こちらの女性は“世界一醜い”とのタイトルに輝いていたチャンピオン。それを楽しい話題に変え、人々を笑わせ続けて来たイギリスの女性がこのほど他界した。
“クシャおじさん”ならぬ“クシャおばさん”とでも呼ぶべきこの女性は、英カンブリア県エグレモント出身のアン・ウッズさん。5年にわたる闘病生活の末、このほど67年の人生の幕を閉じたことが伝えられている。
普通にしていればごく一般的な女性の顔の持ち主だが、アゴの骨と関節を自在に操る稀な才能に恵まれ、一瞬にして顔をクシャッと縮ませることができるウッズさん。1977年にその芸を人前で披露するようになって以来、28回も“世界一醜い女性”のチャンピオンに選ばれた彼女は、むしろそれを誇りにしながら人生を明るく歩んで来た非常にユーモラスな女性であった。
地元のイベントにはもう引っ張りだこ、大変な人気者となっていたウッズさんだが62歳であった2010年、『Egremont Crab Fair』という地元の大きな祭りで4分ほどのパフォーマンスを行い、またしても“世界一醜い女性”の座に輝いた直後に倒れてしまった。「West Cumberland Hospital」に救急搬送されて長い闘病生活が始まったが、会場のあまりの興奮と熱気が初老の体に堪えたのではないかとも伝えられていた。
※ 画像はmetro.co.ukのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)