海外発!Breaking News

writer : tinsight-yokote2

【海外発!Breaking News】海外の牧場にドローンが登場、シープドッグが追われる立場に。<動画あり>

“空撮”でおなじみのドローンだが、今では様々な作業や監視活動を軽減するための産業用マルチコプターの開発も次々と進められている。そんなドローンが海外では牧場で活躍し始めた。これにより追われる立場となったのは…!?

自由自在に操る技術さえ覚えれば、人間の意思の通りに宙を舞い、カメラを装着させれば監視もバッチリというマルチコプターの“ドローン”。おまけに動力はバッテリーのチャージのみ…ということで、ついに海外ではこのマシーンを導入する牧場が出て来た。シープドッグが長年やってきたことをさせるために、である。

3月27日、Paul Brennanさんが“SHEP the Drone – Worlds first Drone Sheepdog”というタイトルでYouTubeに1本の動画を投稿した。アイルランドのカーロウ州の牧場で、“Shep”と名付けられたドローンがヒツジたちを素早くまとめ、隣のフィールドに移動させる様子を捉えたものである。あまりにも見事なその働きぶりに、おそらく世界各地の牧場主が大きな反応を見せるであろう。

ドローンを導入する牧場が急増すれば、牧羊犬として長い間活躍してきたボーダー・コリーらの存在価値が薄れてしまい「それではかわいそうだ」と心配する意見も多い。だが見知らぬ者の牧場への侵入をその類まれな嗅覚と聴覚で素早く察知し、果敢にも立ち向かえるのは牧羊犬しかいない。飼い主に忠実で賢く、胸のすくようなダッシュが見事な牧羊犬たち。ドローンの導入により彼らが追われてしまうようでは寂しい話である。

※ 画像はYouTubeのサムネイル。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)