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writer : tinsight-yokote2

【海外発!Breaking News】ホビットに感化された小学4年生、「魔法の指輪」で停学処分をくらう。(米)

「うちの子は、学校にとって脅威の存在でも何でもありません」と憤りを示した父親。小学4年生の息子がファンタジー映画の魔法のアイテム(玩具)を手にちょっとした言葉を口走り、学校がそれに強く反応。停学処分をくらったというのだ。

米テキサス州の「Kermit Elementary School」という小学校は先月30日、クラスメートに気味の悪いことを言って怖がらせたとして、4年生のエイデン・スチュワード君に停学処分を言い渡した。発端はファンタジー冒険映画『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ~『ホビット』シリーズに登場する魔法のアイテム。幼い子どもたちの映画に感化されたような言動に、大人はどこまで真剣に向き合うべきかと波紋を広げている。

エイデン君は先週末、両親に連れられて『ホビット 決戦のゆくえ(原題:The Hobbit:The Battle of Five Armies)』というシリーズ最新作を観に行った。その売店で指輪を買ってもらい、少年は週明けに学校に持って行く。そして友人に見せびらかしながら「この“魔法の指輪”があれば君の姿だって消せるよ」と言ったという。これに学校は「他の子供に恐怖感を与える行為は断じて許さない」と厳しい処分を決めたのであった。

エイデン君の父親ジェイソン・スチュワードさんはメディア『Odessa American』の取材に、「息子は恐ろしいことを企むような子ではありません。本来であれば保護者あてにまずは手紙で連絡すべきところ、いきなりの停学処分です」として、学校に対する不満をあらわにする。もっとも昨年8月からその学校に通うようになったエイデン君に関しては、これまでも有色人種の子に差別的な言葉を浴びせたこと、そして妊娠に関する性教育の本を持ち込むなどマセた行動をとったことにより、2度の停学処分を受けていた。このあたりについても、カーミット地区教育委員会のビル・ボイド氏、およびロクサーヌ・グリーア校長はコメントを拒否しているもようだ。

※ 画像はnydailynews.comのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)