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米ラスベガス上空で29日、デルタ航空機のコックピットの扉にトラブルが発生。外で用を足した機長が席に戻れず、副操縦士が単独で着陸を試みるというハプニングがあった。
問題の旅客機は168人の乗客乗員を乗せてミネソタ州ミネアポリスを出発し、ネバダ州ラスベガスに向かっていたデルタ航空1651便(機材はMD-90)。用を足すためにコックピット外に出た機長が、扉の故障により操縦席に戻れなくなったという。
副操縦士が管制塔にその旨を連絡したのは着陸間近のこと。そこから副操縦士の単独操縦による緊急着陸態勢に入り、飛行機は13分後、ラスベガスのマッカラン国際空港にほぼ定刻通りの午後12時30分に無事着陸となった。
同エアラインの広報担当者リンゼイ・マクダフさんはこの件について、「副操縦士1人でも正確に着陸させられるよう、当社では徹底した操縦技術の訓練を行っています」と安心感をアピールしている。だが、機体の整備において不備があったことは事実。乗客にとって「Emergency landing(緊急着陸)」というアナウンスを聞くことほど怖いものはない。
※ 画像はデルタ航空MD-90型機のイメージです。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)