世界屈指のサッカークラブチーム、イタリアサッカーリーグ・セリエAの「ACミラン」。日本では本田圭佑選手が所属しているチームとしても知られる。そのACミランを応援するためのオリジナルムービーが制作されることになった。一般の人たちによる、サッカーボールを使ったパフォーマンスをつなげて1本のムービーにするもので、現在、コンテンツとなるパフォーマンス動画が広く募集されている。
この応援ムービーを制作するのは、「TOYO TIRES」で知られる東洋ゴム工業株式会社だ。「ACミラン」のプレミアムスポンサーである同社はこれまでもユニークな企画を打ち出してきた。第1弾は日本のACミランファン11名を「ミラニスタ11(イレブン)」と命名し、レポーターとしてミラノダービー(11月23日)に派遣、SNSを通じ話題を拡散した。第2弾は、本田選手を含めた4人のミラン選手がボールを蹴りながら、ゴールを目指して街を走るスーパーカーAudi R8と競い合うオリジナル動画。こちらの動画はYouTubeで公開されるやいなや、1か月ほどで再生回数が500万回に迫る勢いで、世界中からコメントが寄せられている。
そして、第3弾となるのが、今回のオリジナル応援ムービーの制作だ。一般人の「サッカーボールを使った15秒以内のパフォーマンス」をつなぎ合わせて1本のムービーを完成させる。世界中のサポーターが1つのボールをパスでつなぎながらACミランを応援するという演出だ。このオリジナル応援ムービーのタイトルは「Driven to perform. To SAN SIRO.」に決定。ACミラン公式戦の際にホームスタジアム「SAN SIRO(サン・シーロ)」のヴィジョンで、チームを盛り上げるために放映される。本企画はACミラン史上初めての試みということだ。
パフォーマンス動画のエントリー方法は「画面の外から来たボールを受ける→パフォーマンスをする→画面の外にパスをする」という15秒以内の映像を画像共有サービス「Instagram」で撮影して応募するだけ。また、気に入ったムービーにTwitter/Facebookアカウントで投票することで参加も可能だ。この投票で毎週ランキングが決定し、毎週1位の応募者に選手1名のサイン入りボールがプレゼントされる。さらに応募者の中から抽選で1人にACミラン所属メンバーのサイン入りユニフォームが贈られる。もちろん優秀作品は応援ムービーに採用されるチャンスがある。
12月1日より募集が開始され、現在までに集まったパフォーマンス動画には、驚くようなボールさばきでテクニックを披露しているものから、幼い子どもやマスコットが登場するものまでさまざまな趣向が見てとれる。応募しめきりは2014年12月28日(日)、制作発表は2015年1月末の予定だ。
■「Driven to perform. To SAN SIRO.」特設サイト http://toyotires-milan.com/teaser.html
(TechinsightJapan編集部 高沢みはる)