今からちょうど1年前、こちらで“連続殺人鬼チャールズ・マンソンが20代一般女性と獄中婚約”なるニュースをお伝えしていた。その後も関係は順調であったとみえ、来月にも刑務所内で挙式する予定だという。だがこの2人、塀の外で愛の巣を築くことは可能なのであろうか。

1960年から70年代にかけ、信者への殺人教唆により多数の猟奇殺人事件を繰り広げたチャールズ・マンソン。なんと昨年秋に獄中婚約を果たしていた。お相手は一般女性で現在26歳のアフトン・エレイン・バートンさん。文通により10代の時からマンソンに傾倒し始め、額にマンソンと揃いの「かぎ十字」のタトゥーを彫り、ミズーリ州からカリフォルニア州に転居。キングス郡の「州立コーコラン刑務所」に足しげく通うようになると恋愛感情が芽生え、マンソンは彼女を“スター”という愛称で呼ぶようになったという。

その報道から1年、キングス郡が7日、2人のために婚姻許可書（マリッジライセンス）を発行したと『Fox News』が伝えている。その刑務所ではゲストを招いての結婚式を毎月第一土曜日に行っており、早ければ来月6日に挙式する可能性がある。ちなみにマンソンは2度の結婚で3人の子をなしている。バートンさんは婚約当時、『Rolling Stone』誌のインタビューで「皆さんの気持ちは分かるけれど、私はチャールズと結婚するために生まれてきた人間なの」と語っており、マンソンの無罪を訴えるためのウェブサイトまで運営していることを明かした。

マンソンは数年後には出所するとみられていたが、今年2月、尿検査を拒んで看守を凶器で脅すなどしたことが報じられ、最新情報では2027年まで仮釈放のチャンスもないとのこと。よって、93歳まで長生きしなければバートンさんと2人だけの生活は実現しない。カルト集団の教祖として家出少女らを誘う時は優しい声で、しかし共同生活の秩序を守らない者はすぐに抹殺したマンソン。この男の「長生きしたい」という気持ちを世間は許すであろうか。

※　画像はfoxnews.comのスクリーンショット。
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）