ニューヨーク・ブルックリンに暮らす、21歳にして8つの前科を持つ男。ナイフで強盗を働くなどして近所でも恐れられていたその男が、小さな猫を宙に向かって高く蹴り上げて逮捕された。
ニューヨーク・ブルックリンの集合住宅街に暮らす、アンドレ・ロビンソンという21歳の男が動物虐待容疑につき逮捕された。メディアの多くがきっかけとなったその証拠映像を“閲覧注意”として公開しているが、あまりのむごさに動物好きの人ならずとも激しい怒りがこみあげる。
事件が起きたのは7日、ロビンソンはエサを手に甘い声で濃いグレーの小さな野良猫をおびき寄せ、近づいたところで思い切り蹴り上げ、猫は6mほど宙を舞うと植え込み部分に落ちていった。男と一緒にいた仲間らも大声を上げ、笑い転げていることがその映像からもわかる。
『New York Daily News』紙によれば、ロビンソンが逮捕されたのはその3日後。きっかけとなったのはその一部始終を捉えた動画がFacebookに投稿されたことで、これに気づいた動物保護活動家がニューヨーク市警に連絡。映像から場所はベッドフォード=スタイベサントに近い、ブレヴォート・ハウジズの敷地内であると特定され、その男の顔の特徴からロビンソンを割り出したとしている。
実はロビンソン、ナイフを突きつけて強盗を働くなど8度の逮捕歴があり、うち2つについてはまだ罪が確定していない状態であった。このたびの件が加わり、懲罰は避けられないものとみられている。また現場では重傷を負った猫が発見され獣医のもとに預けられたが、その後の容体は明らかにされていない。
※ 画像はnydailynews.comのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)