運転中の携帯電話の使用に負けず劣らず「危険だ」と批判されているのが、運転中の喫煙。万が一タバコをポロッと落とすようなことがあれば…!? 米コロラド州ではこんな事件が起きていた。
米コロラド州オーロラ市で、脳挫傷につき病院に救急搬送されたある男性。自分のバンを運転中にタバコを取り出しライターを手に火をつけたものの、なぜか手元が滑りタバコは転がり落ちたのであった。
助手席にいた家族は地元メディア『KUSA News』に、「ジャケットやシートが焦げないか、ヤケドしないかとひどく恐れていたようです」と話しているが、オーロラ市警は「本当の悲劇は別のところにありました。運転中の喫煙はやはり危険なのです」と説明している。男性は落ちたタバコを確認するため、すぐさま車を道路脇に停めて外へ。それと同時にタバコは車の真下に転がり落ちたという。男性はそれを拾おうとしたが、なんとサイドブレーキをかけ忘れていたとのこと。緩い坂をゆっくりと下り始めたフロントタイヤは、容赦なく男性の頭部を轢いたのだ。
通報を受けて救急車が出動し、男性は病院に救急搬送されたが容体は重い。運転中にタバコを吸うことは、同乗者の受動喫煙被害はもちろんだが、運転中にタバコを一本取り出して火をつけるという行為そのものも危険。スプレー類に引火すれば大変なことになる。さらにこの男性のように手元が狂ってタバコを落とした時は、動揺して注意力が運転からそちらに奪われてしまうはずだ。もちろんライターを真夏の車内に置いておくことも厳禁である。
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(TechinsightJapan編集部 Joy横手)